1.はじめに

パートナーとお金のことでよくもめちゃうなー。
お小遣い制にしたり、何を支払うかで分けたり、色々試したけど結局もめちゃうなー。
こんな風にパートナーとお金のことでよくもめますよね。
もめないために、共通財布制でお金を管理するのが一番フェアでもめないのでオススメです。
この方法では個人口座はそのまま持ちつつ、二人で使うお金を共通財布で管理します。
ただ、次のように共通財布制はハードルが高くて踏み出せない人は多いのではないでしょうか。

共通財布制ってどうやったらいいかわからないなー。
ずぼらだしなんだか難しそうだから今のままでいいやー。
また、いざ共通財布制で管理すると決めても、結婚前で夫婦でないと家族カード作れなくて難しいというハードルもあります。

同棲を始めたから共通財布制にしたいよね。
でも家族カード無しでの運用は大変そう。
この記事では、私が結婚前に共通財布制での管理を諦めかけていた時に考えた方法を紹介します。
紹介する方法はこんな人にオススメです。
- お金の管理がうまくいかず、パートナーとお金のことでよくもめる。もめずに仲良く暮らしたい。
- 共通財布制に興味があるが、やり方がわからない。
- 結婚前や事実婚で家族カードを作れないから、共通財布制での管理は諦めている。
- ノートなどでお金を管理していても続かない。
この記事では次のことがわかります。
- 色々なお金の管理方法のメリデメ。
- 家族カード無しで、共通財布制でお金を管理する方法。
- 補足で、家族カード有りで、共通財布制でお金を管理する方法。
それでは解説していきます。

離婚の原因は性格の不一致に次いで、お金に関することが多いらしいよ。
お金のことで別居とか離婚に発展したくないよね。。
2.色々なお金の管理方法のメリデメ比較
本題に入る前に、パートナーがいる場合の主なお金の管理方法について整理します。
ここでは、代表的な3つの方法を整理します。
- お小遣い制での管理
- 支払い対象を分けて管理
- 共通財布制で管理
2-1.お小遣い制で管理
こちらの方法は、給料を給料用の口座に振り込み、決められた額のお小遣いをそれぞれの個人口座に移して管理します。

メリットは、貯蓄しやすいところです。
デメリットは、月々に使えるお金に制限があり、ストレスがたまるところです。
- メリット:貯蓄しやすい。
- デメリット:ストレスがたまる。

働けど働けどなお、我が暮らし楽にならざり・・。
2ー2.支払い対象を分けて管理
こちらの方法は、夫は家賃や光熱費、妻は食費や日用品等、どちらが何を支払うかで分けて管理します。

メリットは、今ある口座だけで、運用を決めればすぐに始められるところです。
デメリットは、支払い対象の支出額が変動しやすく、不公平さが生じやすいところです。
- メリット:すぐに始められる。
- デメリット:不公平さが生じやすい。

夏と冬は光熱費が上がってもめそうだね。
2-3.共通財布制で管理
こちらの方法は、共通財布とする口座を作って、二人で使うものは全てここから支払って管理します。
共働きの場合は二人とも働くモチベーションが下がらないのでオススメの方法です。
入金については、共通財布口座へ毎月あらかじめ決めた金額を入金します。
出金については、二入で使うものは全てここから支払うようにします。

メリットは、個人口座で自由にお金のやりくりができるところと、支出がフェアなところです。
デメリットは、運用を決めるのに加えて、家族カード(無くてもOK)や口座等、新しく作るものがあるため準備に手間がかかるところです。
- メリット:自由にお金のやりくりができる。支出がフェア。
- デメリット:運用開始までの準備に時間がかかる。

準備さえ頑張ればもめない管理ができそうだね。
3.共通財布制(家族カード無し)の準備・やり方
ここからが本題で、家族カード無しで共通財布制で管理する方法を解説します。
家族カードを作れない状況はいくつかありますが、そんな場合でも共通財布制を実現できます。
- 未婚
- 事実婚
- どちらかが過去に金融事故を起こした
それでは解説します。
3-1.準備するもの
共通財布制を楽に運用するためには次のものがあると良いです。
- ネットバンクの口座3つ。(個人用2つと共通財布用1つ)
- マネーフォワード等の家計簿アプリ
全て必須なわけではないですが、手数料無く、楽に運用するために用意することを推奨します。
家計簿アプリは、マネーフォワードがオススメで、ついでに電気を切り替えと電気料金が3%OFFになり、月額500円のプレミアムサービスが無料になります。
詳細、お申込みは公式HPをご確認ください。
3-2.共通財布口座を作る
共通財布とする口座を作りましょう。
入出金に手数料がかからないように、ネットバンクを作りましょう。
オススメのネットバンクは住信SBIネット銀行か、楽天銀行です。
どちらも証券口座も作ることで月のATM無料引出回数や他行振込無料回数の上限数が増えて、さらに資産運用もできるようになります。

ネットバンクの勧めや、資産運用についての記事は追々書いていくよ。
今のメインバンクをネットバンクに手数料無料で変える方法があるので、ぜひこの記事も参考にしてください。

3-3.入金額を決めて、自動入金設定をする
二人の入金額を決めましょう。
収入に差がある場合は差に応じて比率を変えても良いです。
例えば家賃が14万円、その他出費が6万円で合計20万円の入金が必要としましょう。
3:2の割合で入金する場合は、12万円と8万円になります。
共通財布に貯蓄する場合は、その分もプラスで入金しましょう。
毎月一人2万円ずつ貯金するのであれば、上記にプラスして14万円と10万円になります。
貯蓄用の口座を別途作って分けて管理するのも良いですが、我が家では一緒にしています。
入金額を決めたら自動入金設定をしましょう。
住信SBIネット銀行や楽天銀行であれば自動入金設定ができます。

二人の急な出費があった場合は臨時でさらに入金することもあるよ。
3-4.共通財布口座で支払うものを決める
共通財布口座で支払うものを決めましょう。
基本的には二人で使うものは全て対象とし、一人で使うものは対象外とします。
- 家賃
- 光熱費
- 通信費
- 旅費
- 食費(二人での外食費含む)
- 家具・家電
- 日用品
- 養育費
- 一人での食費
- 一人での趣味・娯楽
- 衣服
- 散髪
- 化粧品
- スマホ代

かっちりし過ぎるともめるので、細かいことはお互いに大目に見ることも大事だよ。
3-5.共通財布口座の最低残高を決めて入金する
共通財布口座の残高が常に最低残高を上回るように管理しましょう。
最低残高を0にすると、いつもより大きな出費で残高不足になる可能性があります。
残高不足でクレカの引き落としがされないと、遅延損害金が発生してしまいます。
10万円等、ある程度余裕をもって最低残高を決めましょう。
決めたら共通財布口座に最低残高分を入金して、最低残高を下回らないように管理しましょう。
3-6.各々で履歴に残る決済をし、確定月の支払い分を共通財布口座から戻す
なるべく手間がかからないように次のように運用しましょう。
3-6-1.共通財布口座で支払う対象について、各々でクレカ等の履歴に残る決済をする
クレカや電子マネー等の履歴に残る決済をするようにしましょう。
稀に現金払いしかできない場合は、忘れずに家計簿アプリに入力するか、二人のLINEのノート等に書き込みましょう。
私は2の証跡を二人のLINEのノートに記載しているので、現金払いのメモもLINEのノートにしてます。
3-6-2.支出額が確定した月について、家計簿アプリ等の履歴から支出総額を算出する
支出額が確定した月について、家計簿アプリや電子マネーの支払い履歴から支出総額を計算します。
我が家では透明性を担保するために、内訳をスクショで撮って該当箇所に線を引いてLINEの二人のノートに貼っています。
下記はマネーフォワードの実際のスクショで、PLAYSTATIONの方は私が一人でやる龍が如くで、ニンテンドーの方は二人でやるオーバークックです笑

月に1回、10分程度の作業になります。

透明性を担保することで、お互いに不正することなく運用できるよ。
3-6-3.共通財布口座から各々の個人口座へ2の支出を自動で振り込む
3-6-2で出した合計の支出額を、共通財布口座から各々の個人口座に振り込みます。
手数料がかからないように共通財布口座はネットバンクにすることをオススメします。

家賃は自動振込設定をすると楽だよ。
4.共通財布制(家族カード有り)の準備・やり方(おまけ)
おまけで、家族カードが作れる場合の共通財布制の準備とやり方を解説します。
家族カードが作れると共通財布制の運用が楽なので、家族カードを利用することをオススメします。
結婚前は家族カード無しの運用で、結婚後は家族カード有りの運用に切り替えるのが良さそうですね。
家族カードの有無の管理の違いは、3-6の支出の部分だけです。
それでは、違いのある部分だけを解説します。
4-1.家族カードを作って共通財布口座で引き落とす設定をする
家族カードを作れるクレジットカードを作って、二人で1枚ずつ持ちましょう。
オススメは楽天経済圏に入れる楽天カードです。
日用品は楽天市場で買うことが多くなると思うので、こだわりが無ければ楽天カードを推奨します。
次に、家族カードの引き落としを共通財布口座に指定しましょう。
後は運用で、3-4で決めた共通財布口座で支払うものについては、家族カードで支払いましょう。
家族カード無しに比べて、確定月の支出額の集計と共通財布口座から支出額分を戻す手間が無くなります。

家族カードより個人で使うカードの方がポイント還元率高ければ、家族カード無しの運用も有りだよ。
まとめ
まとめです。
家族カードを作れない状況にあっても共通財布制で管理する方法を紹介しました。
- 未婚
- 事実婚
- どちらかが過去に金融事故を起こした
手順は以下の通りです。
- 共通財布口座を作る
- 入金額を決めて、自動入金設定をする
- 共通財布口座で支払うものを決める
- 共通財布口座の最低残高を決めて入金する
- 各々で履歴に残る決済をし、確定月の支払い分を共通財布口座から戻す
以上、解説でした。
最初は面倒かもしれませんが、慣れれば大した手間なく、イライラから解放されます。
なによりお金のことでもめなくなるのでぜひお試しください!